意外と知らない電源サイト!A(アンペア)、W(ワット)の使用上限を超えると大変なことに!迷惑をかけないためのキャンプ知識
キャンプ場には、電源が使用できる電源サイトがあるところがあります。
特に冬の季節には、暖房機器を導入して、ぬくぬくと暖かいテントで過ごしたいですね。
しかし、そんな電源サイトには注意しないと自分だけでなく、周りの方たちにも迷惑をかけてしまうことが。。。
そんな注意点を解説していきたいと思います。
電源サイトとは?
電源サイトとは、区画内にコンセントがあり、電化製品が使えるサイトのことです。
夏なら扇風機、冬であれば電気カーペットや電気毛布などが使用できるため、快適に過ごすことができるでしょう。
そのほかには、スマホの充電や照明、プロジェクターなんかも使えますので、さまざまな楽しみ方ができます。
電源サイトは、通常サイトと比べ、1泊1,000円くらい上乗せになるところが多いようです。
電源サイトの注意点
電源が使えるからと言って、何でもかんでも電化製品を使うことはできません!
やったー、これで冬はコタツに電気カーペット、電気毛布に炊飯器も使っちゃおう!電気ポットでお湯も沸かせるよ!
こんなことをやってしまうと、あっという間にブレーカーが落ちます。
では、何がだめなんでしょうか?ここで注意点を確認。
使用容量A (アンペア)数を超えて使用してはいけない
使用最大消費電力W (ワット)数を超えて使用してはいけない
それでは、それぞれ解説していきたいと思います。
使用容量A(アンペア)数を超えて使用してはいけない
電源サイトは、それぞれ電気の容量が決められており、その容量を超えて使用すると、ブレーカーが落ちてしまいます。
10Aで設定しているサイトが多いです。電源を使用する際は、必ず容量を確認しておきましょう。
下の計算式で電流 (A)が求められます。
電流(A) = 電力(W)÷ 電圧(V)
家電製品の消費電力500Wの時、日本の電圧は100Vなので、500W÷100V=5A
また、ブレーカーが落ちると、自分だけでなく、管理人さんや周りキャンパーさんにも迷惑をかけてしまいます。
・ブレーカーを戻すまで、電気が使えない
・管理人さんに対応してもらうため迷惑がかかる
・ブレーカーを共有している場合、周りの電気も止まってしまう
使用最大消費電力W(ワット)数を超えて使用してはいけない
こちらも使用容量A (アンペア)数と同じように使用最大消費電力W (ワット)数が存在します。計算は上記の式で計算すると10Aなら1000Wです。
1,000Wで設定しているサイトが多いです。電源を使用する際は、必ず容量を確認しておきましょう。
・電源タップが異常加熱する
・異常加熱した電源タップに触れているものが溶ける、場合によっては引火する可能性がある
主な家電製品のW(ワット)数は?
主な家電製品ほW(ワット)数は以下の通りです。
中には1つでオーバーしてしまう家電製品や複数の組み合わせでオーバーしてしまうものがあります。
家電製品 | W (ワット) |
電気ストーブ | 400W~1,200W |
ファンヒーター | 10W~450W |
コタツ | 600W~800W |
電気カーペット | 500W~800W |
電気毛布 | 50W~90W |
扇風機 | 50W~60W |
電気スタンド(LED) | 4W~10W |
ドライヤー | 600W~1,200W |
炊飯器 | 350W~1,200W |
電気ポット | 700W~1,000W |
ノートパソコン | 50W~100W |
私は、上リンクの電気毛布を買ったのですが、安いし、洗えるのに壊れず、もう2年使用しています。
延長ケーブルの注意点は?
一般的な電源サイトは、電源プラグがあるだけで、延長コードは自分で用意する必要があります(レンタルしてるところもあります)。
- 防雨タイプを選ぶ
- 長さは10m以上を選ぶ
- 15A以上が望ましい
防雨タイプを選ぶ
延長コードは防雨タイプを選びましょう。キャンプ中に雨が降ってきたり、夜露で濡れたりしてショートする可能性があるからです。
長さは10m以上を選ぶ
私も10mタイプを持っているのですが、ちょうどいい長さでした。5mでは、足らないサイトも出てくると思います。余裕をもって選んでおいたほうが良いでしょう。
15A以上が望ましい
延長コードにも容量があります。15A (1500W)のサイトを使用するとき10Aでは足りなく、使用できなくなってしまいます。少し容量に余裕がある15Aを買っておくといいでしょう。
番外編 ポータブル電源
これは、おまけですが、電源サイトを使用しなくてもポータブル電源で済ませてしまう手もあります。
初期費用はかかってしまいますが、繰り返し使用することを考えると、こちらのほうがお得かも!
また、電源サイトがないキャンプ場も多々あります。私は1泊であればポータブル電源を使用しています。