冬キャンプで底冷えしないマット選び、「R値」をみていますか?
キャンプ中に、底冷えで眠れないといったことは、なかったでしょうか?
特に冬は地面からの冷気が強く、体温が急激に奪われます。それにより体調不良や風邪などにかかってしまっては、折角のキャンプも楽しめなくなってしまいます。
そこで防寒の一つとして、シュラフの下に敷くマットに注目したいと思います。マットにはR値という値が存在し、断熱性の指標になりますので、これについて解説していきたいと思います。
冬キャンプの寒さ対策!絶対にもっていきたい防寒必需品10選
R値の基礎知識
R値とは?
R値 (R‐Value)とは、熱抵抗の尺度で、R値が高いほど材料または構造の熱抵抗が高くなります。
かんたんに説明すると、R値が高いほうが断熱性に優れているという事です。
R値の目安
季節によるR値の目安は下図を参照すると良いでしょう。
オールシーズンに対応させたい場合はR値4以上が望ましいと読み取れます。極寒ではR値6以上ですね。
多くのメーカーがASTMF3340-18規格で測定しており、他のメーカーでも比較しやすくなっています。
この規格を使用していないメーカーもありますので、R値を比較する場合は、この点も考慮に入れましょう。
また、R値は足し算可能です。R値1のマットとR値2のマットを重ねて、R値3相当と考えて大丈夫です。
- R値 (R‐Value)とは、熱抵抗の尺度
- R値が高いほうが断熱性に優れている
- オールシーズンに対応させたい場合はR値4以上が望ましい
- R値は足し算可能
3シーズン、重ねてオールシーズンに対応するR値2以上のマット
【R値2.6】Mozambique(モザンビーク) キャンプ マット
【R値2.6】THERMAREST(サーマレスト) クローズドセルマットレス Zライト ソル
【R値3.1】THERMAREST(サーマレスト) トレイルスカウト
オールシーズンに対応するR値4以上のマット
【R値4.2】サーマレスト (Thermarest) ネオエアー Xライト
【R値4.4】THERMAREST(サーマレスト) トレイルプロ
【R値6.0】THERMAREST(サーマレスト) ラグジュアリーマップ
【R値6.9】THERMAREST(サーマレスト) ネオエアー Xサーモ
最後に
折角のキャンプで底冷えして、体調を崩してしまうなんてことがないように、マットはR値をしっかりと確認して選ぶようにしたいですね。